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自分を探す旅に出た。舞台はどこでもよかった。

栃木県の小さな町で、里山の中を友達と走り回りながら育ち、高校生までサッカーに明け暮れる少年でした。その後、大学合格とともに東京へ。何も答えの出なかった4年間は、さらに自分自身を見つめなおす良い機会になりました。漠然と思い描いていた海外での新しい挑戦。こつこつとお金をため、大学卒業後にニュージーランドへ渡りましたが、この決断と行動が自分の人生を大きく変えました。自分を試す舞台は、その場所で自分で作り上げるものなのだと強く感じました。

ニュージーランドでの生活を大きく変えたのは、南島にあるミルフォード・トラックでの仕事でした。英語もろくにしゃべれない私は、文法も滅茶苦茶な英語の履歴書を片手に、アポイントメントも取らずにまさに「背水の陣」でこの会社の面接へと向かいました。社長は笑いながら履歴書に軽く目を通し、「来週から仕事開始だ。準備をしておけ。」の一言。そこから新しい人生が始まりました。小学生、中学生時代は両親の趣味で山登りにはよく連れて行ってもらいましたが、まさか自分が自然の中で、しかも海外でガイドとして仕事をすることになるとは夢にも思いませんでした。ニュージーランドでの4年間は私のガイドとしての基礎を作り上げてくれました。世界で一番美しい散歩道で働きながら、「自然と人間の関わり」の重要性について深く考えるようになり、そして、ガイドとしてそれをどうお客様と共有できるかが大きな挑戦となりました。

仕事と真剣に向きあう、
それは人生と真剣に向き合うという事。

お客様へカナダの魅力を伝え、山旅を楽しんでいただく為には、私たちがここカナダでの生活を心から楽しみ、日常生活の中での様々な発見と驚きを見落とすことなく、常に向上心を持つことだと思っています。お客様の中には、カナダの雄大な大自然を目のあたりにするだけで満足される方もいるかもしれません。しかし、私たちの目指すものはその先にあります。お客様の体験を数倍にもする、そしてまったく違った、今までに味わったことのない「感動」に変えるのが私たちの役目です。

お客様一人ひとりが持つ期待、要求、思い。それらを察し、感じ、1歩、さらに2歩先に進んだガイディングが出来るよう、努力を惜しまず、お客様に「本当に楽しかった」と心から言って頂けること。このぶれない「芯」があるからこそ、夢のある仕事を続けていけるのではないでしょうか。 劇的に変化を続ける世界経済に大きく影響を受ける観光業界。そのなかで常に最新で最高のサービスを提供する。そこに達するにはそれを信じ、一緒に戦っていくことが出来る「仲間」がいるからこそです。

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プロフィール
篠崎洋昭 プロフィール

篠崎 洋昭(シノザキ ヒロアキ)

1982年1月30日 戌年
栃木県出身
所有するガイド資格
  • ACMG
  • RMAM
  • IGA
  • CAA

栃木県出身。2004年に大学を卒業とともにニュージーランドへ渡りました。4年間ミルフォード・トラックでガイドをし、冬季はクイーンズ・タウン周辺のスキー場で、パトロールなどをして経験をつみました。その後、2007年に新天地を求めてカナダへやって来ました。2009年にACMG(カナダ山岳協会)ハイキングガイドの資格を取得し、ヤムナスカ・ガイドとして働き始めます。冬季は犬ぞりインストラクター、マネージャーとして6シーズン働きました。2014年には永住権を取得し、現在はヤムナスカでフルタイムで勤務し、日本の自然を舞台にした、北米市場向けのアウトドア・ツアーの企画、マーケティングを担当しています。

 

山以外にも趣味は多く、釣り、水泳、サッカー、スノーボード、スキー、写真、旅行、読書、そして愛犬たちと過ごす貴重な時間などです。2010年には元ヤムナスカガイドの秋山氏とカナダ最高峰Mt.ローガン(5959m)に登頂し、2013年には友人とカナディアンロッキー最高峰Mt.ロブソン(3954m)に登頂することが出来ました。最近はハードコアな登山からは少し離れていますが、山に入らなければ感じることの出来ない特別なフィーリングは今でも追求しています。植村直巳さんが言われていたように、「目標がエベレストでも裏山のハイキングでも、大切なのはそれぞれの目標に自分がどう向き合うことが出来るか、つまり結果ではなくその経過に大きな発見がある。」を心にとどめ、常に挑戦する気持ちを忘れずに生きていきたいと思っています。

好きなものコラージュ

誰にも負けない得意分野、趣味、尊敬する人物などなど。