山旅の準備
野生動物との遭遇
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カナディアンロッキーやユーコンの大自然は野生動物の宝庫です。代表的なところではブラックベア、ヒグマの仲間であるグリズリー・ベア、エルク、ムースなどのシカ類、羊やヤギ、可愛らしいリスたちも良くみかけます。また、ネコ科の肉食獣であるクーガー(マウンテンライオン)や、日本では既に絶滅してしまった狼も生息しています。

カナダの山に生息する代表的な野生動物
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出会いを求めて

動物達は高山植物とは異なり、同じ場所にじっとしているわけではありません。「あの動物を見に行こう!」と探しに行っても、なかなか見ることは難しいのですが、道路にフェンスの張っていないカナナスキス・カントリーやバンフからレイクルイーズに向かう旧国道1A線、キャッスル・ジャンクションからラディウム・ホットスプリングスに向かうクートニー・パークウェイ(93号南線)、ジャスパー国立公園周辺などでは、比較的に野生動物たちと遭遇する確率が高いです。

遭遇の危険とリスクを知ってください。

カナダでのハイキングを楽しむ際、最も不安な要素の一つが熊の問題でしょう。一番大事なことは熊に出会わないようにすることですが、実際に熊に出会った場合の対策についても、しっかりと考えておく必要があります。生息場所、食生活などによって熊の性格や行動は異なりますが、個人で山に入る場合は、クマの特性をしっかりと理解していないと危険です。

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エルクの落とし穴

ハイキング中または、バンフの町で遭遇する確率が一番高いのはエルク(大角鹿の仲間)かもしれません。そして、エルクに襲われたという被害はむしろ熊よりも多いのです。基本的にシカ類はメスに角がないため、角があるエルクはすべてオスです。(毎年2~3月頃になるとオスは角を落としてしまうので、性の判別が難しくなります。)

オスエルクの角は非常に危険なため、一年中注意しなければいけませんが、特に注意すべき時期は発情期を迎える9月~10月の秋頃です。この時期のオスはとても気性が荒くなり、時期的に角が最も大きく成長しているため非常に危険です。また、出産後の子育ての時期である5月~6月は、母鹿と小鹿に近寄ることも危険です。

安全のためには、エルクに近づき過ぎない事が一番です。国立公園が推奨している距離の目安は大型バス3台分の距離(約30m)です。

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野生動物への対策

カナダの山を安全に歩くためには以下のものが必要ですが、ガイド山行なら一切の事前準備は必要はありません。

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    動物の知識

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    国立公園のルール

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    遭遇時の対策

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    適切な山道具の所持

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    キャンプ時の食料管理

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    緊急時の対応

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